第131章 おそらく、きれいに取り除く必要がある

橘結衣は階段を駆け下り、寮母を探しに行った。

寮母はドラマにかじりつき、お菓子をぽりぽりやりながら画面を見ていたが、物音に顔を上げて結衣を一瞥した。

「お嬢ちゃん? どうしたの」

「おばさん、寮に誰か入ったかもしれないんです。廊下の防犯カメラ、確認できますか」

寮母はそれを聞くなり菓子を置き、表情を引き締めた。

「どの階の、どの部屋?」

「602号室です」

女子寮に変質者でも入り込んだら大事だ。寮母はすぐに6階の廊下の防犯カメラを呼び出した。

橘結衣はモニターを食い入るように見つめる。

三十分前。ひとりの女子生徒が602号室のドアをノックし、そのまま赤崎柚奈と一緒に寮を出て...

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